子育て支援の予算分析

鹿児島市の新年度予算が発表され、子育て支援にも予算がついた。


認可外の託児所であるKidsBase。

おそらく鹿児島県内で、40人規模の子供達をお預かりさせていただいている認可外は、ほかにない。


今や、常識となった半月極めや外国人の英語遊びを始めたのも、KidsBaseが最初だったと思う。


保育料もおそらく一番高い。

それは、後発の託児所が、うちの保育料金を参考に価格設定をしているから。

 

営利企業としてのビジネスプランとしては、完全に破綻してるけど子育て支援としては成功してると思ってる。


親御さんや子供達のために、保育内容の質に絶対妥協はしないという、心意気だけで、運営してる。

そんなふうに運営できているのは、「KidsBaseじゃなきゃ」と言っていただける親御さんスタッフのおかげ。

ありがたいことです。


認可の幼稚園や保育園は、人件費や運営費すべてが補助金でまかなわれている。

認可外にも補助金があるが、年間120万ほど。

40人の子供達で月換算すれば、一人当たり月3000円程度の補助。

全うな経営者なら、手を出さない商売だと思う・・・


新年度予算で施設運営補助が拡充されるけど、一人当たり月3000円が5000円程度になるくらい。


所得制限による保育料の補助も行われるので、1000円~16000円程度の割引も行われるという。

親御さんにとっては、保育料が安くなるので、すばらしい制度だと思う。


問題なのは、その割引分が託児所側に、いつ支給されるのか・・・

今までの補助金は、年3回に分けて支給されていた。

毎月納めていただく親御さんからの保育料でなんとか回っているのに、割引適用されてその割引分が年数回に分けて入ってくるようなら、かなり運営が厳しくなる。


こりゃ、体力のない認可外託児所は、淘汰されるな・・・


だったら認可になればいいじゃん!という声もあるが・・・

鹿児島は認可の幼稚園や保育園の政治力が強い土地柄のため、認可条件の緩和が進まない・・・


都市部では、近所に公園などがあれば公園を園庭としてみなし、認可を取れるけど鹿児島では園庭がないと認可になれない。


認可になってしまったら、規則に縛られ、親御さんや子供達のニーズに応える臨機応変な保育サービスは提供できなくなる。


そんなんだったら、うちは認可外のままでいい。

苦労はするけど、入園している子供達や卒園していった子供達の笑顔があれば、なんとか頑張れる。


俺って、究極のMだなって思う(笑